はたしてリベンジなるか・・・

 

釣行日程  : 2002年7月13日(土曜日)、2時半〜14時

釣行場所  : 常磐の海

潮の状況  : 中潮  満潮4:46、19:08 干潮12:05 (日立)
 
 
 

不惑?

この一週間、先回のあの悔しさが頭にこびりついて離れない。よって釣行先については全く迷いが無い。狙いも然り。あとはどの

時間帯に出撃するかだけである。希望としては、少しでも猛暑を回避できる土曜の夕マズメ狙いが理想だったのだが、「なるべく

前倒しで釣りを済ませて、溜まっている家の用事に専念せよ!」とのカミサンのお達しに素直に従って、先週同様早朝からの出

撃となった。
 
 

自宅を出発したのは0時。しばらく走って、昨晩メール連絡の取れなかったmanabuさんに電話してみる。

「もしもし、manabuさん今どこっすか?」

「もう少しで鹿島港。実は今日お休みだったんだけど、結局この時間になっちゃって。」

「何だ、今日は出撃だったんすね。こっちはたった今出発したところっす。で、明日は何時頃まで頑張るんすか?」

「午前中に家の用事があるんで、せいぜい7時頃までかなあ。hieさんはひたち方面だっけ?」

「う〜ん、manabuさんがいるんなら鹿島に向かおうかなあ。どうしよう、マジで悩んじゃうなあ。あっ、でもやっぱダメだ。自転車
積んで来なかったんだ。」

あれほど固くリベンジを誓っていたはずなのに、何が迷いは無い、だ。不惑などまだまだ程遠い4?歳である。
 
 
 

まずは豆アジ狙い!

先週と同じ釣座に到着したのが2時半。うまい具合にその場所はぽっかり空いていた。まずはヒラメのエサ用に豆アジを狙うこと

にする。とはいっても、無論、人間のエサ用の中アジも大歓迎ではある。先週の動向を鑑み、タラシはやめて投げウキ1本体制に

する。今日もきっと時合は短そうな気がする。

先週同様暗いうちは全くアタリが無い。いつ豆アジが釣れてもいいよう、早めにヒラメ狙いの準備をしておく。竿を2本セットして次

にブクバケツ。ところが、電池を調達するのをすっかり忘れてしまっていた。仕方ない。釣れたら速攻でエサになってもらおう。
 
 

待望の1匹目が釣れたのは4時を少し廻ってからだった。14〜15cmとエサにはぴったしのサイズである。その後立て続けに

5匹GET。まだ薄明りの中、早速ヒラメ狙いの竿を2本投げ込んでおく。

徐々に明るくなって、50mほど手前に見覚えのある二人組を発見。あれは確か、先週隣にいたカップルに違いない。しばらくし

て、豆アジが5匹付いてサビキがぐじゃぐじゃに絡まったのを機に挨拶に行く。

「こんちは!」

「あっ、hiehieさん。こないだホームページを見させて頂きましたよ。」

「それはどうも。ところで今日はちょうどいいタイミングに来たよね。アジ釣れてるでしょ。」

「ええ、今始めたばかりですけどね。昨日の夕方は20数匹釣りましたよ。」

「えっ、昨日って、金曜日?」

「ええ、近所に住んでるんで、会社が終わってから来たんですよ。」

「羨ましいなあ、海に近い人は・・・。」
 
 

釣座に戻って速攻でサビキを付替える。先程アタリが連発したポイントに投込む。1分、2分、3分、やっとウキが消しこまれる。時

合を逃さないよう、急いでコマセを詰め替えて投げ込む。

4時半、やっと周囲が明るくなる。とともに、不意にアジの時合が終了する。20分ほどで都合12匹GET。うち、既に2匹がエサで

頑張っている。豆アジが元気ななうちにもう1本ヒラメ仕掛を追加する。ブクバケツもスカリも無いということは、エサが無くなれば

釣るしか手はないのである。
 
 
 

やっとアタリが・・・

7時近くになってmanabuさんから撤退コールの電話を頂く。アジは全くダメ。何とか良型のアイナメをGETしたものの、あとは

フグのオンパレードだとか。さすがの鹿島も今日は絶不調らしい。

柳の下のイシモチを狙って投げ竿を更に1本追加する。これでヒラメ狙いと合わせて外側に向けて計4本。今日はのっけから気合

だけは入りまくりである。

その気合とは裏腹に、サビキは沈黙モードに突入する。内側も探ってみたりするものの何の反応も無い。そうこうするうちに、例の

カップルが今日もトビウオをGET。さすがにアジ狙いは諦め、彼らに習って私もトビウオ狙いに変更する。タナを浅くしてオキアミを

付けて投げる。今日こそは是が非でもGETしたいところなのだが・・・。
 
 

8時、早くも真夏の陽光がじりじりと照りつける。今日も厳しい一日になりそうだ。

全くアタリすら無い中ぼーっとたばこを燻らせていると、突然外側から鈴の音が聞こえてくる。見ると一番手前のヒラメ狙いの竿が

オジギを繰り返している。ちょっとアタリが弱いか。念のためしばらく待ってみる。またもやアタリ。
 

                               まずはアナゴ!  
隣のオジサンも興味深く見詰めている。

「もう掛かってるんじゃないの?」

おもむろにアワセを入れる。確かに何か付いている。

「たぶん、このアタリはアナゴじゃないですかねえ。」

その言葉とは裏腹に、心の中では密かにヒラメを期待

していたりする。いや、ソゲか。

魚信はさほどでもなかったが、一応慎重にリールを巻

き上げる。やっと海面に獲物が浮上。

「ほ〜ら、やっぱりアナゴだったでしょ。」

オジサンも思わず苦笑いしている。

ますはアナゴ!

見事に本命を外してしまったが、アナゴもまずまずの型だし、これからに期待することにしよう。
 
 
 

カップル絶好調!

ますます陽射が強くなってくる。それに反して、すっかりアタリの方は遠のいてしまう。

まず最初にその静寂を破ったのが隣のダンゴ師。しばし獲物と格闘。磯竿が見事に弓なりに曲がっている。無事タモに収まった

のは良型のメジナ。目測30cm半ばといったところか。

「結構でかいのもいるんですねえ。」

「お〜、ここはいるよ!」

いとも簡単に切り返されてしまう。
 
 

隣りのカップルにワカシ!                               
ワカシ!  しばらくして例のカップルが何か釣り上げたようだ。

 小走りで偵察に駆けつける。

 「何が釣れたの?」

 「ワカシです。トビウオ狙っててたまたま。」

 その笑顔がとても眩しい。

 「へ〜、今度はワカシまで釣っちゃったの。朝方のト

 ビウオといい今日は調子いいねえ。」

 「あれからもう1匹トビウオを釣りましたよ。」

 恐るべしサビキカップル。今日はとても太刀打ちでき

 そうな気がしない。


 
 

何とかトビウオ!

12時。依然暑さは厳しいものの、風が弱いのがせめてもの慰めである。

その後サビキは長らく沈黙状態が続く。先週は日中でもポツポツ釣れたアジだが、今日はとんと音沙汰がない。外側がダメなら

内側、アジがダメならトビウオと、手替え品替え頑張ってみる。いよいよコマセもオキアミも残り少なくなってくる。

ウキが左から右へと流される。
 

                              やっとトビウオ!
 隣の邪魔にならないよう適度なところで巻き上げる。

コマセをたっぷり詰め、全てのオキアミを付け直す。

今度はちょっと遠めに投げ込んでみる。またもや徐々

にウキが流れていく。それをぼんやりと眺める。

突如ウキが消し込まれる。その直後、獲物が海面か

ら勢い良く飛び出してくる。きた。やっとトビウオだ。

不意を食らって慌てて竿を掴む。焦る気持ちを抑えて

慎重に寄せる。そのまま抜き上げる。速攻でエサを付

替え、再び同じポイントに投入する。一気に2匹目へ

の期待が膨らむ。

やっとトビウオ!

 

1時半。その後の釣果はゼロ。期待したトビウオも結局1匹だけで終わってしまった。肝心のヒラメ狙いの方は1度だけアタリが

あったものの、頭だけを残して無残な状態で上がってきた。

さすがに体力の限界を感じ撤退することにする。

ふ〜、結局今日はリベンジならず。一体いつになったらヒラメとのご対面が叶うんだろうか・・・。
 
 
 

 本日の釣果
 

    アジ12(14〜18cm、うち5匹エサ)、トビウオ1(24cm)、アナゴ1(67cm)、以上キープ
    アナゴ小、フグ、リリース
 
 

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