釣行日程 : 2002年7月6日(土曜日)、3時半〜13時半
釣行場所 : 常磐の海
潮の状況 : 若潮 満潮14:01 干潮7:12、18:33 (日立)
ストレス発散?
歳のせいだろうか。どうもこの季節になると身体のあちこちにガタがくる。去年に引続き、またもやポリープの手術で入院したのが
先々週。たった一年足らずで、新しいのが4つもできてしまっていた。担当医曰く、疲れ・ストレス等による抵抗力の低下が主な原
因らしい。これを予防するには、適度な運動、趣味に没頭するのが一番効力があるとのこと。つうことで、リハビリ&ストレス発散
を兼ねて今年初めての単独釣行に挑戦することにした。
5日、いつものように自宅に辿り着いたのが0時ちょっと前。シャワーと食事を速攻で済ませて1時に自宅を出発する。まずはガソ
リン補給のために流山のGSにピットイン。ついでに自販機でペットボトルを買って、後部座席にあるはずのクーラーボックスを探
す。が、なんと、無い。そうだ、たぶん自宅の駐車場に置きっぱなしにしたに違いない。慌てて今来た道を取って返す。何とか
クーラーボックスは無事回収できたものの、のっけから30分のロスタイムが発生してしまう。
流山ICから常磐道を快調に東上。途中、フィッシング大洗店にてエサを買い込み、現地の駐車場に到着したのは3時だった。
意外にも、今日は思ったほど車が多くない。忘れ物をしないよう慎重に荷物をセッティング。結局釣座に到着したのは3時半だっ
た。あと1時間もすれば日出である。
アジは渋かった・・・
まずは本命のアジ狙いに挑戦。急いでヘチと投げウキの2本のサビキを準備する。釣り始めてしばらくすると小雨が降って来る。
しかもすこぶる肌寒い。慌ててカッパを着込むことにする。
今日のサビキは、市販の7号ハゲ皮6本針。どこに行ってもこのハゲ皮だけは欠かせない。どういうわけか、こいつがいつも一番
相性がいいのである。
ところが、その後2本のサビキは全く反応が無い。隣りの投光機組はポツポツとアジを釣り上げている。釣れる度に賑やかな歓声
が聞こえて来る。悔しい。そして焦る
最初の1匹は、ほとんど明るくなった4時半頃にやっ
て来た。しかも、ウキが消えたのにしばらく気付かな かったせいか、15cm程の豆アジ2匹がサビキにか らまってぐじゃぐじゃになっている。苦戦しながらも何 とかサビキをほどき、先程と同じポイントに投げ込む。 2〜3分波間に漂っていたウキがスパッと海中に消 える。今度はまずまずの20cm。続いて同型をもう 1匹追加。このままこのサイズが続くのかと思いき や、それ以降はまたもや豆サイズに戻ってしまう。
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5時を廻ると突然ピタっとアタリが止まってしまう。この30分で2匹の中アジと8匹の豆アジを確保する。せっかく釣れた豆アジ、
ダメ元で元気のいい奴を一匹泳がせておくことにする。狙いは勿論ヒラメ。宝くじと同様、まずは挑戦しない限り、その夢を追う権
利すら得ることはできない。
イシモチの時合!
アジの時合終了と前後して、隣にカップルがやって来る。
「どうですか?」
「さっきまでアジがポツポツ釣れてたんだけど、ちょっと前から止まっちゃったねえ。」
「えっ、そうなんですか。しまった〜、もうちょっと早く来ればよかった・・・。」
サビキに早々と見切りを付け、イシモチ狙いの投げ竿を2本内側に投げ込む。
しばらくして隣りのカップルが何やら騒いでいる。見ると女性の方がしきりにリールと格闘している。
海面を勢い良く飛び跳ねるものがいる。
「おっ、トビウオだ!」 何とか堤防際まで引寄せ、バトンタッチした男性が抜 き上げる。 「おっ、すごいねえ。結構タナは浅かったんでしょ?」 「ええ、かなり浅いです。」 羨ましい。しかもこの堤防でトビウオを見るのは初め
更する。ちょうど2年前の鹿島北新堤以来、2匹目の トビウオGETに向けて期待が膨らんでくる。 |
7時半、イシモチ狙いの竿をさびいていると突然アタリ。
すかさずアワセを入れて巻き上げる。 上がって来たのは22cmのイシモチ。小ぶりではある ものの、狙い通りの魚にとても気分がいい。 外側でノーアンサーのトビウオに代わって、この後もイ シモチをポツポツと追釣する。結局1時間ちょっとで5匹 をGET。最大は28cm。 サビキの面倒を見ながらの釣果としてはまずまずの釣 果ではないだろうか。
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霧が徐々に立ち込める。投げサビキのウキが見えなくなって来る。視界がきかなくなるとともに、睡魔が襲って来る。時計を見ると
8時半。投げサビキを回収して堤防に横になる。久々の早朝出撃で疲れたせいか、ほどなく熟睡モードへ突入。本日最大のドラマ
がやって来るのは、この後しばらくしてからのことであった。
本命?
けたたましい鈴の音に促されて起き上がると、内側に投げ込んでおいたヒラメ狙いの竿がガックンガックンオジギを繰り返してい
る。や、やばい。もう少しで海に落ちそう。慌てて走り寄って、何とか竿尻を掴む。そのままアワセを入れようとしたところ、お、重
い。リールは巻けないし、ドラグはジージー鳴りっぱなし。それでも、何回か竿を上げては少しずつリールを巻き上げる。その都
度ガッツンガッツンと激しく暴れる。
そういえば、まだタモを組んでいない。格闘しながら周囲を見渡してみる。あった。隣のグループにタモを発見。でも獲物の姿を
確認してからタモコールしよう。この劇的状況のさなか、妙に冷静な自分がいたりする。
それにしても、参った。どうすればいいんだろう。
またもや獲物が猛烈に暴れ出す。竿がのされる。ドラグが鳴き叫ぶ。必死で竿を抱える。と、その瞬間、突然負荷が消滅する。
あちゃ〜、やってしまった。そのまま一気にリールを巻き上げる。
「あれっ?」
隣のの女性が不思議そうに見詰めている。
「ばらしちゃった・・・。」
「なんかとっても重そうだったのに・・・。」
上がって来た仕掛を見ると、孫針が6号ハリスの途中からスッパリと切断されている。一体何だったんだろう。本命?
時計を見ると10時。悔しさもさることながら、それ以上に脱力感が全身を覆いつくしている。
ふ〜、まずはタバコでも一服して気分転換するか・・・。
撤退!
お昼近くになって隣のカップルが撤収とのこと。貴重な釣果であるトビウオを進呈したいという。このありがたい申出に感謝しなが
ら、またの再会を誓ってお別れする。
あれほどどんより曇っていたのがウソのように晴間が
広がって来る。その陽射とともに、南よりの風がます ます強くなる。小物が次々に吹き飛ばされる。ここで 外側を諦めて、荷物ごと内側に移動する。 しばらくして、サッパ混じりで豆アジが上がり出す。 気を取り直してヒラメ狙いに再挑戦。先程アタリの あったポイント目がけて投げんでおく。
風が更に強くなって来る。 その後1時間ほどで豆アジを10匹ほど追釣する。 |
13時を廻ると、またもや何にも釣れなくなってしまう。期待のヒラメ狙いの方は、一度だけアタリがあったものの頭を齧られただけ
だった。相変わらず容赦なく照り付ける陽射に、ついに飲み物も底を尽きて退散の準備を開始する。
今日は、久々の釣行にしてはまずまずの結果か。無論、あのバラシは非常に悔しかったが、ほんの少しだけ夢を垣間見れたよう
な気もする。よ〜し、次回は絶対リベンジだ!
それはさておき、たった10時間ほどの釣行で身体がボロボロである。明日以降、明らかに筋肉痛に悩まされることになるだろう。
これもやはり歳のせいだろうか・・・。
本日の釣果
中アジ2(19・20cm)
豆アジ18(うち4匹エサ) イシモチ5(22〜28cm) トビウオ1(隣りのカップルより頂く) 以上持ち返り タチウオ1(50cmくらい)
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